レザーウェアの経年変化7  本店:菊地

カドヤ東京本店2Fに展示されている年代物のライダース達、その中の一着、1970年代製、茶色のライダースをご紹介致します。

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革は薄い茶色で、素上げと呼ばれる仕上げの革を使用しています。
素上げ革は表面の風合いに優れる為、革小物などによく使用される革です。

肩肘には格子状にステッチの入ったパットがデザインされています。
これは革を二重にすることで体を守るプロテクターの役目と、ライダースにダメージがあった時に交換可能なように考案されたもので、国内外を問わずかなり古い時代からみられるデザインです。

襟元と裾にはD環金具ベルトを配置し、そこに特徴的なデザインのベルトが通ります。
ここも理にかなっていて、襟元は防寒で首に何かを巻いた時に調整できますし、裾は着座時に力が加わる部分なのでファスナーの破損防止になります。

MY004.jpg裾身返しに巻かれた黒い革は、おそらく長年の使用で劣化した部分を取り換えたもの。

この部分は常に擦れる部分の為、比較的劣化も早く進みます。

MY005.jpgその他、革より早く劣化する部分としては裏地があります。
この裏地はここ10年ほどの間に一度交換されているようで、現代のカドヤ既製品に使用されているものと同じものが使用されています。

裏地交換の際、ポケットは移植され、当時のままの面影を残しています。

MY006.jpg袖の裏地は当時のまま、背広に使用されるようなストライプの裏地です。
(※現在はお取扱いのない裏地です)

MY007.jpgそして少し専門的な話しになりますが、腕の付け方に特徴があります。

それは画像のように自然に袖を持つと、腕が前に向くようになっていることです。
これは違和感なくハンドルに手を掛けられるようにと考えられたものです。

分量こそは違いますが、これは現代のライダースやライディングウェアにも見られる特徴です。

以上、1970年代のKADOYAの皮ジャン(当時は"革"表記ではなく"皮"だった)について書かせて頂きました。
機会がありましたら、KADOYAの革ジャンを手に取ってみて下さい、あなただけの歴史がそこから始まります。


※東京本店では常時このジャケットを展示しております。定休日の水曜日以外は現物をご覧になれますので気になる方はご来店ください。


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