創業80年の専門店で勤続10年のスタッフが語るライダースの選び方

世には多くのライダースジャケットが出回っており、その中から何を選ぶのかを迷ってしまうのも頷けます。そこで、今回はどのようなライダースが存在するのか、カテゴリを4段階に掘り下げてご説明いたします。

ベストなライダースジャケットを見つけることへの助力になれば幸いです。

ライダースジャケットカテゴリ別


■階層1
ライダースは「レザーウェア」に含まれる次のカテゴリに位置します。

ライダースジャケット
モーターサイクル用衣類の伝統的なディテールを背景にしたレザージャケット。定番のデザインが存在し、各部のディテールには機能的な意味があることが多い。


ライディングジャケット
現代のモーターサイクル用に開発された新鋭的なデザインのもの。運動性や快適性を重視し、どちらかと言えばスポーツウェアに近く位置する。


ミリタリージャケット
ライダースと比較するとタウンユースに違和感なく溶け込むものが多い、ライダースと同様に機能的なディテールが多く、フライトジャケットなどにはファンが多く存在する。


どちらでもないもの
便宜上、レザーテーラードジャケットやレザーシャツなどはこのカテゴリとします。前述のカテゴリ以外のレザーウェアは多く存在しますが、今回の記事テーマから外れる為、とりあえずのカテゴリです。


■階層2
ライダースは2種類に分けられます。
ネットの掲示板などではこの2種類が一緒に語られていることがありますが、本質は別ものです。明確な境界と分類する言葉が存在しない為、ここではとりあえずの分類を設けてご説明します。


リアルライダース
本当にバイクに乗る為に考えられたもの。乗車姿勢などを考慮している為、立ち姿勢の美しさは犠牲にされていますが、強度に優れ、数十年以上のハードユースに耐えます。


デザインライダース
デザイナーが手掛けている場合が多く、立ち姿勢で美しく見えるように作られていますが、使用対年数と価格のバランスに難があるものを多く見かけます。


■階層3
リアルライダースとデザインライダースはどちらも、ダブルライダースとシングルライダースの2種類に分けられます。ダブルの方が暖かいとはよく言われることですが、実際の使用でダブルとシングルで差を感じることは多くはないようです。

ダブルライダース
前身頃がダブルになってるもの。アメリカンやヨーロピアン系のモーターサイクルにマッチし、タウンユースでは着こなしの難度が高いのが特徴。前合わせがダブルになっている理由は諸説ありますが、ファスナーの発明以前、ボタンしか無かった時代のディテールを伝統的に守っているとも言われています。


シングルライダース
モータサイクルの車種や年代を選ばずマッチします。タウンユースでも自然に着用できることが特徴で汎用性が高い存在です。しかし、それゆえに物足りなさを感じることも多いようです。数年でダブルライダースに乗り換える人も。


■階層4A
ダブルライダースは下記の2種類に分けられます。

アメリカイメージ
腰にベルトが配置され、肩章がある定番の形が代表的です。前身頃と後身頃の2枚仕立てになっている場合が多く、その為に人体に沿うというよりはボックスシルエットとなります。定番のダブルライダースを求めている方にはこちらがオススメです。





ヨーロッパイメージ
前、横、後身頃の3枚仕立てが特徴です。革を接ぐ部分で立体的な形成を行う為、人体に沿うようになっています。ヨーロピアンライダースは細身と言われているのはこの為です。定番にはこだわらず、スタイリッシュなライダースを求めている方にオススメです。





■階層4B
シングルライダースは下記の2種類に分けられます。

スタンドカラー
スタンドカラーはヘルメットとの干渉を最小限にする為のディテールです。また着丈は乗車姿勢を意識し、比較的短くなっている傾向がある為、ライダースジャケットの中では軽快なイメージとなります。ほど良いライダースらしさでありながら間違いのないものを求めている方はこちらがオススメです。





レギュラーカラー
エリがあることにより、タウンユースで自然な使用ができるようにしたものです。その為、着丈はスタンドカラーよりも長めになる傾向にあります。タウンユースを意識したライダースを求めている方はこちらがオススメです。






いかがでしたでしょうか、漠然とした「ライダース」という言葉から、自身が欲するライダースジャケットを浮かび上がらせることができましたでしょうか。今回はカテゴリを掘り下げる内容でしたが、また別の機会に各ディテールなどに関しての記事が書けたらと思っています。

その際は、またお付き合いください。




staff-tokyohonten01.jpg■この記事の執筆者 菊地謙三郎

KADOYA東京本店の店長。直近10年間でお受けしたライダースのオーダーメイド件数は、全社員の中で最多。ひょっとしたら日本一採寸しているかもと思う今日この頃。



テーマ : バイクのある生活
ジャンル : 車・バイク

KADOYA東京本店

kadoya tokyo

Author:kadoya tokyo

〒111-0035
台東区西浅草3-29-21
TEL:03(3843)2000
・AM10:00~PM7:00
・水曜定休

OFFICIAL HP


INFORMATION

KADOYA'S PRODUCTS

ORDER MADE

LEATHER MAINTENANCE

経年変化&VINTAGE
BLOG内検索
CATEGORY
更新履歴
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
関連BLOG