ライダースジャケットの疑問

これより、ライダースジャケットでよく話題になる疑問を解決させて頂きます。
今回、普段は副題として扱われる細かな部分にスポットを当てさせて頂きました。


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ファスナーに左右があるのはなぜか


前身の合わせのように左右の違いで紳士物、婦人物の区別は存在しない。

世界的に右を差すのが主流だが、アメリカは左効きが多いという誤解(正しくはクロスドミナンスと呼ばれる両利きが多い)からアメリカ製ブランドでは左を差すファスナーが見られる。

弊社製品の一部には左を差すファスナーが採用されているが、これはアメリカ風を意識したものではない。
ライダースのスピリットとも呼べるユーザビリティの配慮、どちらが差し込みやすいかを検討した結果にすぎない。

新商品の開発シーンでは、普段通りの右差しが差し込みやすいか、変更の必要があるのかが常に検討される。

余談だが、年代物のライダースでみかけるポケットのファスナーが逆さに配置されたものも情緒的理由で採用されたのではない。
当時は風圧などで意図せずに開いてしまうことが多かった為、それを防止することを目的としている。




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肩章は何に使用するのか


エポレットやショルダーループなど、形状や衣類の種類によって様々な名称と理由が存在する。

階級を表す、斜め掛け背嚢のベルトを挟む、緊急時に引きずり出すグリップとして、などがこのディテールが存在する代表的な理由だ。

DSCN0079B.jpgモーターサイクルシーンにおいては手袋を挟む為とされていることが多い。

実際の使用には疑問が残るが、これはハンガーなどに掛けている時に手袋を挟む、と考えた方が自然だ。



袖口はなぜ狭くなっているのか


ライダースジャケットの袖口にはファスナーがあり、肘から袖口にかけ徐々に細くなっている。

これは転倒時のずり上がりを防止するディテールだ。転倒時にはどのように衣服が引っ張られるか予測困難であり、袖口が広いジャケットでは袖がずり上がり思わぬ怪我をする可能性が高くなる。

言うまでもなく、防風とグローブの関係から袖口が細くなっているというのも理由のひとつだ。




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腰ベルトはなぜ存在するのか


伝統的なライダースジャケットが生まれた時代、舗装道路は多くはなかった。数百キロの距離をモーターサイクルで走ると内臓に負担が掛かる。また当然、腰の疲労も相当なものとなる。

これを軽減させるのが腰ベルトの役目だ。ベルトは単体ではなくジャケット本体を締め上げることにより機能するが、舗装とサスペンションが発達した現代においては、実際に使用するシーンは皆無である為、伝統の継承として存在するにとどまる。

余談だが、とあるアメリカのライダースメーカーでは、極厚のベルトは銃を携帯する為にあるとも解釈されている。

袖口と同様の内容になるが、防風の関係からベルトが存在するのも理由のひとつだ。
最新のライディングウェアにはストームガードが装備されていることもあり、ジャケットとパンツの連結部分の防寒は古今東西の防寒テーマであることが窺い知れる。




以上、店頭で出会ったマニアの方や、アメリカに在住した経験のある方などに教えて頂いた内容なども含ませて頂きました。より深く知ることにより、あなたがあなたのライダースジャケットに愛着を持って頂けたら幸いです。


もし、あなたが愛着を持てるようなジャケットを所有していない場合、ぜひKADOYA東京本店、またはオンラインショップをご利用ください、心よりお待ち申し上げます。


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