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弊社に関わる古い資料を公開します[2]

1989 YZR500 Lucky Strike Norihiko Fujiwara

1989 YZR500 Lucky Strike Norihiko Fujiwara

テーマ : モータースポーツ
ジャンル : 車・バイク

弊社に関わる古い資料を公開します[1]

細かいご説明は野暮と思われますので簡単な説明ですがご了承ください。

1985 RG-Γ_Walter Wolf

1985 RG-Γ Walter Wolf Masaru Mizutani


テーマ : モータースポーツ
ジャンル : 車・バイク

ライダースジャケットに関する一般的な事柄と弊社製品の特長

RidersArekore.jpg

ライダースジャケットの革


鞣し:タンニン鞣し、クローム鞣し等と紹介されるが、タンニンクロームの混合鞣しも多い、特殊なものでは脱クロームタンニン鞣しなどもある

トップコート:聞きなれない言葉だが、ある意味、鞣しよりも風合いを左右する。
顔料、クリア、素上げなどがある

顔料はラッカースプレーで塗ったような質感で風合いは劣るが優れた発色と耐光性がある
クリア仕上げは染料で仕上げた革に透明な塗装をしたもの
素上げは、一切の塗装やトップコートを行っていないもので、シミなどには注意が必要だが風合いに優れる


弊社では、堅牢度の高い革と、風合いの優れる革のメリットとデメリットを考慮して各モデルに最適な革を選択しています。



ライダースジャケットの裏地


ワタ有キルティング、ワタなしなどがあり、それぞれにサテンやツイルなどの生地がある
表のレザーが重厚であれば相応の強度が必要
裏地は考えている以上に運動量を制限する為、相応の余裕が必要
革より寿命が短い素材である為、着用による補修や張り替え等が必要な場合がある


バイク用のライダースジャケットは特に背幅に余裕が必要な為、弊社では裏地にタックなどを付けて対応しております。



Fastener.jpg

ライダースジャケットのファスナー


重厚なレザーとバランスのとれる強度が必要な為、一般アパレルより大きいものが使われる
番手の大きいファスナーは、ファスナーテープと呼ばれるナイロン部分も厚めにできている
金属がスライドする部分が摩耗し左右が噛まなくなったらファスナーの寿命
勝手にファスナーが下りてしまう場合は、オートロックが破損している可能性がある


1960年以前から弊社では10番ファスナーを採用しています。また、補修なども承っておりますのでぜひご利用ください。



SnapButton.jpg

ライダースジャケットのボタン


スナップボタンと呼ばれる俗にいうパッチンと留まるボタンが使用されることが多い、通常のボタンでは糸を長くしないと革の厚みに対応できずブラブラ感が出ることもスナップボタンが使用される理由
径が大きいものは脱着が固く、小さいものは脱着が軽い
径が大きいものは厚い生地ではない場合、脱着による生地の破れの原因になる可能性がある


弊社商品でよく見られるファスナー下に配置されたスナップボタンは着座時にファスナーへ掛かる負担の軽減を目的に打たれています。このボタンを使用することでファスナー交替修理の頻度が下がります。



Stitch.jpg

ライダースジャケットの糸


ライダースジャケットには一般アパレルで使用されるものよりも太いものが使用されている
弾性がなく強すぎる糸は生地を傷める
綿糸は普通の燃え方をするが、ポリエステル糸は火をつけるとダマになりながら燃える


細い糸では強度に難があり、太すぎると撚りがほどけやすくなります。弊社では長年の蓄積から最良のバランスで糸を選んでいます。



ライダースジャケットの設計図


バイク乗りの正装であるからには格好良く、ライダースであるからには乗りやすくと考慮されている
着丈は乗車姿勢を考慮した短めが基本となり、肘部分から曲がった袖のものが多い


弊社独自の最新理論に基づいた製図をHFPと呼んでいます。これはレースシーンの運動量や骨と筋肉の動きを考慮したものであり、その理論は一見するとクラシックな製品にも落とし込まれています。



SewingMachine.jpg

ライダースジャケットの縫製


布帛と異なり一発勝負であることが特徴
高級品を縫う時は特に注意が必要
1~2針を余計に縫ってしまっただけで大変なことになる為、細心の注意を払って縫製される


実際には縫製に至るまでに様々な工程を踏みますが、ここではご紹介しきれない情報量である為、詳細が記載されたURLを下記にご案内いたします。

KADOYA公式HP>HEAD FACTORY




ライダースジャケットの完成


多くのライダースは裏返った状態で最後の縫製が終わる
これを表に返し、ライダースジャケットは完成する


オーダーメイドのライダースジャケットなど、小さめでありながら極厚革を使用したライダースを表返すのは非常に困難です。布帛製品とは異なり表返すだけでも技術が要求される、それが素材の違いであり専門性と言えます。


KADOYA公式オンラインショップ
KADOYA公式HP|ORDER MADE 手順
HRED FACTORY BLOG



テーマ : バイクのある生活
ジャンル : 車・バイク

ライダースジャケットの疑問

これより、ライダースジャケットでよく話題になる疑問を解決させて頂きます。
今回、普段は副題として扱われる細かな部分にスポットを当てさせて頂きました。


DSCN0076.jpgDSCN0076B.jpg

ファスナーに左右があるのはなぜか


前身の合わせのように左右の違いで紳士物、婦人物の区別は存在しない。

世界的に右を差すのが主流だが、アメリカは左効きが多いという誤解(正しくはクロスドミナンスと呼ばれる両利きが多い)からアメリカ製ブランドでは左を差すファスナーが見られる。

弊社製品の一部には左を差すファスナーが採用されているが、これはアメリカ風を意識したものではない。
ライダースのスピリットとも呼べるユーザビリティの配慮、どちらが差し込みやすいかを検討した結果にすぎない。

新商品の開発シーンでは、普段通りの右差しが差し込みやすいか、変更の必要があるのかが常に検討される。

余談だが、年代物のライダースでみかけるポケットのファスナーが逆さに配置されたものも情緒的理由で採用されたのではない。
当時は風圧などで意図せずに開いてしまうことが多かった為、それを防止することを目的としている。




DSCN0079.jpg

肩章は何に使用するのか


エポレットやショルダーループなど、形状や衣類の種類によって様々な名称と理由が存在する。

階級を表す、斜め掛け背嚢のベルトを挟む、緊急時に引きずり出すグリップとして、などがこのディテールが存在する代表的な理由だ。

DSCN0079B.jpgモーターサイクルシーンにおいては手袋を挟む為とされていることが多い。

実際の使用には疑問が残るが、これはハンガーなどに掛けている時に手袋を挟む、と考えた方が自然だ。



袖口はなぜ狭くなっているのか


ライダースジャケットの袖口にはファスナーがあり、肘から袖口にかけ徐々に細くなっている。

これは転倒時のずり上がりを防止するディテールだ。転倒時にはどのように衣服が引っ張られるか予測困難であり、袖口が広いジャケットでは袖がずり上がり思わぬ怪我をする可能性が高くなる。

言うまでもなく、防風とグローブの関係から袖口が細くなっているというのも理由のひとつだ。




DSCN0077.jpgDSCN0077B.jpg

腰ベルトはなぜ存在するのか


伝統的なライダースジャケットが生まれた時代、舗装道路は多くはなかった。数百キロの距離をモーターサイクルで走ると内臓に負担が掛かる。また当然、腰の疲労も相当なものとなる。

これを軽減させるのが腰ベルトの役目だ。ベルトは単体ではなくジャケット本体を締め上げることにより機能するが、舗装とサスペンションが発達した現代においては、実際に使用するシーンは皆無である為、伝統の継承として存在するにとどまる。

余談だが、とあるアメリカのライダースメーカーでは、極厚のベルトは銃を携帯する為にあるとも解釈されている。

袖口と同様の内容になるが、防風の関係からベルトが存在するのも理由のひとつだ。
最新のライディングウェアにはストームガードが装備されていることもあり、ジャケットとパンツの連結部分の防寒は古今東西の防寒テーマであることが窺い知れる。




以上、店頭で出会ったマニアの方や、アメリカに在住した経験のある方などに教えて頂いた内容なども含ませて頂きました。より深く知ることにより、あなたがあなたのライダースジャケットに愛着を持って頂けたら幸いです。


もし、あなたが愛着を持てるようなジャケットを所有していない場合、ぜひKADOYA東京本店、またはオンラインショップをご利用ください、心よりお待ち申し上げます。


レザーウェアのKADOYA東京浅草本店 店内の様子
KADOYA ON-LINE


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KADOYA東京本店

kadoya tokyo

Author:kadoya tokyo

〒111-0035
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